スイスアルプス野外実習 2008年度実習報告
−−北海道大学環境科学院 地球雪氷学実習−−
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スイス実習・9/8

Rhone氷河 4日目

昨日は悪天候のため、氷河上で作業をした一部の人以外は各自自由行動でした。よって、今日は午前を使って昨日やり残した分のGPS のRTK測量とGPSのfixや氷河上に残る全荷物の撤収を行いました。 杉山さんと生徒2人はRTK測量の続きをやり、残る人達はGPSのfix地点まで機材を取りに行く人と氷河湖付近にある前日撤収できなかったステークを取りに行く人に別れて作業をしました。

前日にやり残した分のRTK測量をやり遂げるべく頑張りました。左の人(私)は携帯用小型GPSと昨年観測した地点の座標が記された紙を持ち、観測地点を探す。右の人(近藤君)は実際にアンテナに取りつけたキーパッドを操作して観測を行っていると様子です。


これは、前日の午後は氷河湖の水位が高かったため、前日の時点では完全に水没していたステークを抜く様子。朝になって氷河湖の水がひいていたので抜くのも楽だったようです。この日の前夜、氷河湖で泳ぐついでにステークを撤去しに行くと意気込んでいた西村さん。残念ながら水がかなりひいていたため、氷河湖で泳ぐという願いは叶わず…。


と思ったらどうしてもその思いを諦めきれなかったのか上半身裸に!? こんな格好をして寒くないのでしょうか?


作業が終了した人から食事休憩。それにしてもこれは遠くから見たら異様な光景ですね。


そして、いよいよ撤収。銀箱の中にはほとんど何も入っていませんが、彼のこの姿はなかなか似合っていますよね。


とうとうRhone氷河ともお別れの時が。個人的には7月半ばからここに来ていただけに、少々名残惜しくも感じました。


皆も最後とあってか、各自雄大な景色を前にカメラを構えていました。それにしても今日は素晴らしい天気です。


そして次なる地、ランダへ出発。フルカパスからバスと電車を乗り継いでランダへ向かいます。


そしてランダ到着。移動時間が4時間と少々長旅でした。宿舎から見えた景色がこちら。 ランダは田舎町で谷底にあり、両手には山々が聳え立っています。よって、土砂の崩落が起きて道路が塞がれたこともあるそうです。


そして夕食はスイス料理と言えばこれ!!チーズフォンデュ。チーズをワインで溶かした鍋の中に、小さく切ったパンをくぐらせます。


チーズフォンデュ初体験の近藤君。なかなか熱いので気をつけて!!さてお味はいかがでしょうか?


あれ?おいしい?おいしくない?どっち??
では、彼に代わり私の個人的な感想を。ワイン(アルコール?) のクセが強く感じられ、チーズフォンデュだけで酔いそうになりながらも、白ワインとともに美味しくいただきました。他の人達もなかなか癖があるとは言いつつもパンをおかわりするところもあるくらい食べていました。


そして、これはおまけで最後に締めとしてデザートをいただきました。運ばれてきた時は量がすごいと感じましたが、食べてみるとすぐに無くなってしまいました。さすが男ども!(とか言っている自分が1番食べたかもしれません。というか食べました。やっぱり甘いものは別腹です!!)

というわけで以上実習8日目終了。今日は天候にも恵まれて無事ローヌ氷河から撤収し、ランダへ移動することができました。以上、疲労や酒の力もあって部屋に帰ると、気がついたら朝までぐっすり寝てしまっていた吉澤でした

文責  吉澤 猛

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