スイスアルプス野外実習 2007年度実習報告
−−北海道大学環境科学院 地球雪氷学実習−−
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実習日誌 (9/1-15)
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Rhone氷河
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9/10
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スイス実習・9/8
ローヌ氷河3日目
ローヌ氷河に来て三日目になります。本日の天候は晴れ、風も強くなく絶好の観測日和でした。 氷河上での観測も二日目、氷の上での作業も慣れてきたところです。 今日も昨日と同様いくつかのグループに分かれて作業を行いました。
私はGPSを用いた氷河の横断面と縦断面の表面高度の測定と氷河底面の水圧の測定に参加しました。 表面高度測定は過去のデーターと比較することで氷河表面における融解の様子がわかりますし、 底面水圧は氷河の流動と関係があるとされており、いずれも氷河観測において重要なものです。
今日の日程を確認しアイゼンを装着して氷河上へ移動。 午前中は横断面の観測を行いました。500mくらいの直線距離をGPSの機材を抱えてひたすら歩き、 30mおきに経度と緯度並びに高度のデーターをとります。
横断面の測定を終えたところで昼食。またパンとハムとチーズを紅茶と共にいただきます。 美味しいのですが、さすがに毎昼同じですと飽きてきます。
さて昼食が終わると今度は縦断面の測定です。氷河下流の氷河湖付近まで降りて周囲を測量した後、 上流方向に向かって、横断面のときと同様30mおきに観測します。
途中、クレバスやムーランのある場所を通過したので緊張感あふれる観測になりました。
表面高度測定は思っていたよりも早く終了し、あとは水圧を測りつつ氷河上でのんびり過ごしました。
以上で本日の観測は終了。無事にスイス実習のメインイベントであるローヌ氷河での観測実習を終えることができました。 二日間で得られたデーターはチューリッヒに戻ってから解析します。
文責 長 邦彦
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